光のトンネルへ向かって行きます。
「フクさんのところでシステムを直した時も、最初は手に負えないと感じたんです。」
「お値段からして大変そうですね。」
「でも虎戦士たちを思うと、自分もやらねばと。」
「それで壁を乗り越えられたんですね。」
「ハルさんは何とかスペシャリストってすごい資格も持ってらっしゃるし。」
「100万円は何に使いました?」
「全部姉さんに…」
「おー…
順路をミルキーウェイの方へ。
「阪神ファンは、なんか違うんです。」
「と言いますと?」
「阪神顔って言われましたが、悪口じゃないみたいです。」
「阪神顔!?阪神顔!?」
「阪神顔ですか。」
「あー…」
「岡田監督みたいな。優勝して顔くしゃくしゃにしてるのを、ミドリパパが良い顔やなあって。」
「確かに、原監督みたいなさわやか系じゃちょっとね。」
「苦労なさったからとい…
先に出て来た男性陣。
「100万円の仕事ができるなら、引き抜きされませんか?」
「無い訳ではないですが。」
「今のところが気に入ってると。」
「いえ、話が消えるというか。まあ、顔ですね。」
「ルッキズムですか。」
「ホーン効果とか…」
「誰かさんて容姿だけが問題でしたっけー?」
「それ、オフの時。」
「あー…」
フクはお化粧を直していて、ミーはトロくて。
…
「ルーティンに甘んじていたが…」
道なりに歩いて行きます。
「まだやれることはあった。」
「君はこれからですよ。」
「そんなん、みんなそーですよー。」
「そう、そう。」
「あれトイレよね?」
「おー! デコってんなー。」
「行こう、行こう。」
きれいで清潔なトイレです。
明日は「ハルとカメ」です。
さっそくフクの実家で役立っていたハル。
「100万も頂いてしまった。」
「すごい、すごい!」
「外注より安上がりだったのよ。」
「確定申告。」
「そうだ。ずっと源泉徴収で、訳わからん。」
「じゃあうちの税理士さんに…」
「税務署で教えてくれる。」
「そっかあ!」
「ミーは自営だろー。教えてやれー。」
「わたし用にエクセルをさあ、クーがアレしてくれたけどさあ。他の人…