上りきって。
「おみやげ、おみやげ!」
「じゃ、この辺で。」
「お疲れ様でした。」
「待って。」
入園してすぐ左の撮影スポットへ。
「あら、ありがとう!」
「2人で、か…!」
「恥ずかしいならいいのよ。」
「いや…」
「うれしいって、うれしいって!」
「撮るよ。」
カシャ
明日は「ジュエルミのお土産」です。
正面入園口からの階段下へ。
「これを上るの…」
「坂道もあった。」
「よく見てるなー。」
「行こう、行こう。」
「どのみち上るのね。」
「歩くのってさあ、慣れればさあ、気持ちよくさあ。」
「何の調教かしら。」
「馬だとさあ、坂路調教って言ってさあ。」
「じゃー、ゴンドラこっちだからー。」
「今日はありがとうございました。」
ミー達は、GJショップに出る坂を上…
「山登りとかよりですねえ、こういう中程度の運動が…」
「中程度?」
「かなりキツかったが…」
「登山ほどではないでしょう。」
「そうなんです、そうなんです。」
「遭難しないしなー。」
「あー!ズルいズルい!」
ミーのダジャレには容赦ないミドリ。
「楽しいのが一番。」
「そうだった!そうだった!」
「テストに出ますよー。」
明日も続きます。
正面入口へ戻って行きます。
「また坂かー。」
「最初に下りれば最後は上りだ。」
「いいこと言った風にー。」
「普通にいいこと言ったわよ?」
「じーんせーい楽ありゃ、みたいな?みたいな?」
「まさに山あり谷あり、ですね。」
「みさんぽ的にはですねえ、なるべくこういうアップダウンなお散歩をですねえ。」
「スイマセンねー、日本語乱れててー。」
「いえいえ、ざっくばらんにど…
坂を上り切って大観覧車の方へ。
「本日のアトラクションの営業は、8時をもって終了となります。」
「もうすぐ7時半かあ。」
「フクちゃん達、観覧車乗ってくのー?」
「もう疲れちゃって。」
「すまん、俺がペーパードライバーなせいで…」
「ハルさんだって明日仕事でしょ。」
「彼女と観覧車なんて、夢のまた夢だな。」
「あ、そんなに? それなら…」
「いや、フクさんお腹も…