「混んでるけど空気いいし木陰多いし過ごしやすいね。」
「かわいいお地蔵さん!」
カシャカシャ
ケープはかぎ針編みです。
「花想い地蔵だって。」
「アジサイ守ってんだ。」
「て言うか・・・」
毛筆の美しい立札が横にあります。
「はかない人生で花が慰めだってことを・・・」
「だから地蔵がアジサイ守ってんでしょ?」
「て言うか、地蔵がはかない人生に花という慰…
咲き茂るアジサイ、記念写真撮る人々。
「このアジサイ売ってないのかな?」
「欲しいね。」
「わんダフルネイチャーヴィレッジでは買えたけど、アジサイ園とお寺じゃ違うよね。」
「みんなで買ったんだっけ。」
白いアナベルの小さい苗を買いました。
「おそろいだから枯らしちゃダメってエルに言われたんだけど・・・。」
「枯れちゃった?」
「やばかった。何とか葉っぱだけ出て…
「とりあえず順路に沿って行こうか。」
「トイレの側もきれい。」
カシャ
「今日あんまりトイレ行かなかったな。すごい汗かいた。」
月笑軒の前でメニューをチェックするミー。
「みかんジュースだ!フルーツフルーツ。」
「ん?静岡産じゃん。」
「あー・・・。やっぱいいや、600円するし。」
ベンチは人でいっぱい。
木の橋を渡ります。
「足に優しいなあ。…
明月院ブルーにみなさん興奮気味です。
「めっちゃステキだね。」
「来てよかったね。」
拝観料500円。
「こりゃ安い。」
「すごい。」
カシャカシャ
「あの浴衣の子達かわいい。」
「どこ?」
「あー、行っちゃった。」
「ミー、浴衣縫うとか言ってなかった?」
「縫わないうちにまた夏が来ちゃった。」
「みさんぽに浴衣は暑いでしょ。」
「月見さんぽ…
駅前の通りから明月院通りへ左折します。
「すごい人。」
「明月院だけ行く人も多いんだろうね。」
「あ、リス!あそこに。」
「ほんとだ。」
(えー、わかんない。)
「ミー、行くよ。」
「待ってー。」
通りではお菓子を売っていたり、喫茶の呼び込みをしていたり。
「こんなに人いても満席じゃないんだ。」
「厳しいねえ。」
「・・・。」
「・・・。」
入り…