「お土産も見たいし、そろそろ戻らない?」
「そうね。じっとしてると寒いわ。」
「青くならなかったねー。」
鶏頭湖の脇を通って、キョロロに戻ろうとしました。
「あら、晴れて来たわね。」
「青池青くなったかなー?戻ってみよー。」
青池に引き返したころ、ちょっと吹雪いてきました。
「本当に山の天気は変わりやすいね。」
「せっかくだからちょっとここで待ってみましょ…
次第に天気が回復してきました。
「レッツゴー。」
戻ってみると青池の周りはすっかり真っ白。
「雪の青池だねー。」
「ますます水が黒っぽくなったわね。」
「あ、誰かが手すりに雪玉作ったんだ。」
ミーはもう一つ雪玉を作ってその上に乗せました。
「なにそれー!かわいー!」
「あら、良いじゃない。」
「記念写真撮りたいね。」
「人が来たよ。すいませーん、シ…
3人で壁のある方の東屋へ身を寄せました。
壁には十二湖の説明書きが。
「崩山が地震で崩れて川が十二湖になったのかも知れないんだって。」
「崩れたから崩山なのね。」
「この辺は曇りも雪も多いんだって。」
「雪はやんで欲しいけど、吹雪のブナ林も美しいわね。」
「うん。ここから見るのも綺麗だね。」
しばらく雪景色に見入っていました。
「こんな時は、こたつに入ってうと…
青池の階段を上りきると、広場があります。
東屋が2つあって、左手にブナ自然林の立て札。
十二湖の由来なども書いてありました。
「この辺の天然林はブナとナラとカツラが主体なんだって。ミズナラとかカツラみたいな落ち葉も良く落ちてるよね。」
「ここはブナ自然林って書いてあるから、主にブナなのよね?」
「そうなんじゃない?学術的にも価値があるんだって。そう言えば、白神山地ビジターセ…
階段を上って手すりのところから青池を眺めてみました。
「こっちの方が綺麗に見えるねー。」
「なんか魔法の池みたい。」
「神秘的よね。こんなところで泳いでみたいわ。」
「倒れたブナが沈んでて危ないよー。」
「ブナだけに。」
「青って言っても黒っぽいね。」
「岸の方はちょっと青いよ。」
「晴れたらもっと青くなるのかしら?」
「散歩しながら待ってようよー。」
明…