「パンって3時前にも焼いてるんだねえ。」
「ほら行くぞー。」
裏道から所沢青梅線へ。
「宮司さん看板出してるなー。」
「普通のおうちだけどしめ縄が下がってるわね。」
「フェニックスだ。天神様で時々見かけるけどなんかあるのかな?」
ミドリが青なのに停まっています。
「ミドリ、やっぱ寄ってきたいの?」
「ここで左折だろー。」
「そっかそっか。」
…
空の手水舎を通り過ぎ。
「こっちが入口だったかー。」
「駐車スペースもあるわね。」
「・・・。」
「ミー、クーさん無事なのも天神様のご利益かもなー。」
「うん・・・。」
「ニューヨーク大変だったわよね。」
「うん・・・。」
(今年帰って来れんのかー・・・?)
(お正月もリモートかしら・・・?)
「メソメソしちゃってゴメン。」
パン工場のアナウンスが聞こえてき…
参道を歩いて。
「クモだー。」
「結構大きいわね。」
「どこどこ?あ、いた。」
カシャ
「逆光で見えにくいけどジョロウグモみたいね。」
「足が1本ないなー。」
「そう?」
「2人とも寄り過ぎないようにね。」
屋外は1m離れないと減点。
「あの小さいのオスかー。」
「愛の巣なのね。」
(クー・・・)
明日は「本当の入口」です。
となりの祠を見ると、
「何これ!神社の表札がずらずら・・・」
最後は納札所。
「コストとスペースを省けるわね。」
「熊野神社じゃなくて熊野宮は行ったなー。」
「氷川神社、開いちゃってるねえ。閉めてあげたほうがいいかなあ?」
「やめとけー!」
「手を触れないでくださいって書いてないけど、自明の理でしょ?」
「宮司さんがやればいいからー。」
「そっかそっか。あ、…
目の前の鈴緒を鳴らしたいミー。
「次の天神様ちっちゃいんでしょ?鈴緒は無いよ、きっと。」
「あったらどうすんのー?」
「手袋と っておいたら?お稲荷巡りじゃなくて天神巡りなんだから。」
「そうだったそうだった。」
「しっかりしてよー。」
「ミドリが手袋持ってくればいいんじゃん。」
「ミーのデカいポーチに一箱入るだろがー。」
「神前で揉めたらだめよ。」
パンパン
…