草刈りの人とすれ違ってマイナス1点。
「あーあ。」
「「あーあ」はヤメロー。」
「減点0は難しいね。」
「それにしても、こんなとこにお茶畑がねえ。」
モンシロチョウがひらひら。
「お茶処なんだなー。」
「お茶畑はよく見かけるけど、ちょっとビックリしたな。」
「合格茶、合格茶。」
「湯島に合格いもあったなー。」
「あ、天満天神社が見えてきたよ。」
「おー!…
「木陰は涼しいねえ。」
「アスファルト湿っててなー。」
「日が射してきたね。畑の虫除けテープがキラキラしてる。」
ギイッ ギイッ
「ギイギイ言ってるの、鳥かなあ?虫かなあ?」
「キリギリスだと思う。」
「あー、弦楽器みたいかなー。」
「言われてみれば。」
「遊んで暮らすって言うより真面目な音に聞こえちゃう。」
「鳥の方が自由だね。さっきメモしたの、「ピイプュープ…
左へ行くと清照寺。
「ここまで車で来れるのかあ。」
「最寄りの下山口駅から徒歩15分だって。」
「そりゃ車で来るわー。」
「ブー。」
「仕返しかー!ダジャレじゃねえー!」
「結局ダジャレはダメなルールなの?」
「ダメー。」
「いいじゃんいいじゃん。」
「またみんなで会議した方がいいかな?」
「そんなアホな会議ー!」
「あ、ゴメンね。」
「いいボケだってー。」…
十字路まで上って。
「あの堤防の向こうが狭山湖だよ。」
「おー!」
正式には山口貯水池。
「行ってみたい?」
「ゴメン。暑くって疲れちゃって・・・。」
「私もなー。」
「じゃあ先に進もう。」
「湖、涼しげだろーなー。」
「いい眺めだよ。またいつかね。」
「坂は中運動程度でも、暑くって暑くって。」
「ちょっとしんどいなー。」
「木陰で休む?」
「やー、…
「あ、見て!」
「カワイーなー!」
「なになに?あ!」
カシャ
「首輪してる?」
「毛が長くてわかんねーなー。」
「いい所にいてくれたね。」
「所沢だけに。」
「ブー。」
「ふふ。」
明日は「狭山湖のすぐそば」です。