駅前ロータリーに降りて。
「お城通りから小田原城の裏へ向かいましょう。」
「あ!門松、門松!」
「こだわりの酒あり…」
「こだわりの酒 あり〼 ちょうちん横丁」
「マス!マス!」
「枡記号と言って、木の計量箱を象形しています。」
「マスで飲むサケは旨い!」
「Oh…」
「美味しいうちにやめたほうがねえ。うちの父はねえ、酒量が減って10年ぐらいでねえ…」
「…
「尊徳は「見えない経」と言う考えを…」
「アダムスミスか!」
「スミスが亡くなった頃の生まれで…」
「転生!?転生!?」
「死没3年前の生まれだがな。」
「スミスの「見えない手」と「見えない経」はどう違うの?」
両者、見えない手/経が経済をうまく回すと説きました。
「尊徳の方はですな、利益追求の際、個よりも公益をとですな。」
「ドラッカーみたい!」
「HAHAH…
東口ペデストリアンデッキへ上り。
「小田原城、小田原城!」
「Oh!」
「クー、あっちに降りないの?」
「二宮尊徳も紹介せんとな。」
すぐ右手、駅ビル内に金次郎像。
「お城隣の神社で神と祀られています。」
「Oh!」
「グッズも売ってますがねえ。昔はこの像がねえ、日本中の学校にねえ。」
「ミーとクーの学校にもあった?」
「母校も近所の学校も…… あ、東京大…
東口のロータリーへ。
「お正月飾りよ!」
「うちのより立派ですねえ。」
ミー宅はドアノブに輪飾りを。
「ワラだけの方が洗練されてるんじゃないか?」
「これは装飾が多くて個性派ですねえ。」
「橙の葉を垂らしてるのは土地柄かな?」
「シトラスも葉っぱもねえ、ラッキーチャームでねえ。」
「これヤバいんじゃないのか?」
「Oh…」
日の丸と反対側に旭日旗も。
…
県道に戻り。
「あれっ?あれっ?」
さらに戻って税務署前交差点へ。
「小田原駅行くんじゃなかったっけ?」
「東口つっ切るよりな、迂回したほうがな。」
東通り入口から駅前東通り商店街へ。
「やっぱりお休みが多いのね。」
「お弁当屋さん、お弁当屋さん…」
駐輪場を越えて行くミー。
「やっぱ休みかあ!」
「エルさん達と正月に来た時も閉まってたはず…