めだかの学校の舞台は…
「荻窪用水って言うのかあ。」
「ミー、荻と萩を区別できてるな。」
「荻窪駅よく使ってたしさあ。」
「オギとハギ?」
「荻のここだけ変えると萩になります。」
「どっちも植物ですけどねえ、萩は秋の七草ですからねえ。」
「秋の字が入ってるのね! 春夏秋冬は読めるのよ。」
「俺は一とニと三は読める。」
「HAHAHAHA!」
「あ、春の七草もあるん…
めだかの学校で、狭い敷地に自転車を並べ。
「邪魔っけだけどねえ、誰もいないしねえ。」
「日本風の水車小屋だわ!」
「水車は飾りか。」
「メダカ、メダカ……」
「石碑に歌詞が?」
石碑にあるのは紹介文。
「歌詞はこんな感じです。」
グーグル翻訳で大体訳せます。
「ミー、歌えるのか?」
「童謡のテンションじゃないですけどねえ、接待ですしねえ…」
「残…
県道74号を南へ。
「真っすぐで、小田原駅西口、小田原城…?」
案内標識を見上げて。
「真っすぐで小田原城の裏だな。」
「あっ、裏かあ! なんか変だと思ったらさあ。」
「歩いたけどな、去年な。」
その先のT字路に…
「ちょっと、ちょっと! 「めだかの学校 右折60m」って!」
「めだかの学校?」
「あ、学校じゃなくってねえ、そういう童謡がありましてね…
「それでは、小田原城にも寄りましょう。」
「クーはそっちが本命だよねえ。」
「HAHAHAHA!」
潮音寺から通りに出て、川端高架橋に沿って南へ。
「不真面目な私のほうがねえ、お寺や神社に憧れるみたいでねえ。」
「ミーとクー、いいコンビよ。」
「そうかなあ?そうかなあ?」
「またミーが機嫌を取られているようだな。」
「あ、ゴメン、ゴメン!」
山王川を渡ると工…
入口へ戻って。
「謙信って僧形の人だったよねえ。信心深かったんだねえ。」
「結局、不邪婬しか守れてなかったんだがな。」
「Oh…」
「HAHAHA! 武将なら酒が好きだろう。」
「辞世の句が、『四十九年 一睡の夢 一期の栄華 一盃の酒』。」
「カッコいい、カッコいい!」
「HAHAHAHA!」
「じゃあ一日一杯までね、レイ。」
「Oh…」
「虎キチ新年会はねえ、ク…